
制作=2009年・カナダ 82分
タイトルに偽りなし。ビキニねーちゃんたちがゾロゾロ出てきます。
原題は "Bikini Girls on Ice"。 こちらのタイトルにも偽りありません。
結構、"on Ice" というか "in Ice" というシーンあります。
能天気なビキニ娘たちが殺人鬼の手にかかって理不尽に次々と屠られていく・・・
という王道的なストーリー。 ストーリーというほどの筋書きでもないですな。
シリアルキラーのターゲットとなるのは彼女達だけでなく、ヤツに近づく誰もが
殺されてしまうんですけどね。
『女の子がビキニ着て洗車しま~す (はぁとマーク)』 っていうのは中々の
アイデア商売かと思う訳でして、私なんぞは鼻の下思い切りのばして
お願いしちゃいそうでしたねえ。
しかし彼女らは何でいつまでも水着のままなのか。
夕方になって寒いから帰るっていう娘もいたのに、残った連中は夜間もビキニで
通しているという・・・。観客サービスってことですか。不自然だが眼福ではあった。
不自然といえば、犠牲者の行動もかなり奇怪なとこが多く、何で今ここでそんなことに
こだわるかなあ・・って思ってたら、案の定殺人鬼に見つかって餌食になっちゃったり・・・。
ほれ見ぃ、言わんこっちゃない。 ま、お約束といえばそうなんですがね。
で、またキラーの容姿がきちゃないんですわ。
特に髪がベト~ッとしてて不潔感極まりなく見てて不快なほどでしたな。
そりゃジャスティン・ビーバーみたいな爽やかな好青年が出てくるはずはないのだが、
本作のコイツはひどい。己も決して誉められたものではないオッサンのわたくしが
こう言うのだから、相当なもんです。匂ってきそう・・・。
逆説的にいえば映画の美術・メイクとしてはハイレベルなのか。
ごくごくオーソドックスかつアルバトロス的な内容ですし、オチもありがちなヤツ、
とこの手の映画としては黄金のタレ的ワンパターンだけど、個人的には悪くない印象でした。