例によって色んなバージョンが出てるようですが、私が観たのはこれ。
ディスク1
1. Bridges In The Sky ブリッジズ・イン・ザ・スカイ
2. 6:00 6:00
3. The Dark Eternal Night ザ・ダーク・エターナル・ナイト
4. This is the Life ディス・イズ・ザ・ライフ
5. The Root of All Evil ザ・ルート・オブ・オール・イーヴル
6. Lost Not Forgotten ロスト・ノット・フォーガットン
7. Drum Solo ドラム・ソロ
8. A Fortune In Lies フォーチュン・イン・ライズ
9. The Silent Man ザ・サイレント・マン
10. Beneath The Surface ビニース・ザ・サーフィス
11. Outcry アウトクライ
12. Piano Solo ピアノ・ソロ
13. Surrounded サラウンデッド
14. On The Backs Of Angels オン・ザ・バックス・オヴ・エンジェルズ
15. War Inside My Head ウォー・インサイド・マイ・ヘッド
16. The Test That Stumped Them All テスト・ザット・スタンプド・ゼム・オール
17. Guitar Soloギター・ソロ
18. The Spirit Carries On ザ・スピリット・キャリーズ・オン
19. Breaking All Illusions ブレイキング・オール・イリュージョンズ
20. Metropolis Pt. 1 メトロポリス パート1
ディスク2
1. These Walls ジーズ・ウォールズ(ボーナストラック)
2. Build Me Up, Break Me Down ビルド・ミー・アップ、ブレイク・ミー・ダウン(ボーナストラック)
3. Caught in a Web コート・イン・ア・ウェブ(ボーナストラック)
4. Wait For Sleep ウェイト・フォー・スリープ(ボーナストラック)
5. Far From Heaven ファー・フロム・ヘヴン(ボーナストラック)
6. Pull Me Under プル・ミー・アンダー(ボーナストラック)
7. Trailer トレイラー(ボーナス・フューチャー)
8. Behind The Scenes 舞台裏(ボーナス・フューチャー)
9. Cartoon Intro ミカ・テュースカによるアニメーション(ボーナス・フューチャー)
10. Outcry アウトクライ(ブルーレイのみ) 6マルチアングル映像(ボーナス・フューチャー)
11. Intoro/Recap イントロ/再出発(ドキュメンタリー)
12. Dinner in Buenos Aires ブエノスアイレスでの晩餐(ドキュメンタリー)
13. Soundcheck サウンドチェック(ドキュメンタリー)
14. Pre - show Rituals ショウの前の儀式(ドキュメンタリー)
15. The Show Goes On ショウは続く(ドキュメンタリー)
これまた例によってテンコ盛りの内容。新旧取り混ぜたセットリストで、
馴染み客から一見さんまで、じっくりともてなしてくれます。ディスク2の
方はボーナストラック&バックステージ情景等。
個人的には、マイク・ポートノイの後釜のマンジーニ先生がどげなプレイ
を見せてくれるかというのが最大のポイントだった訳ですが、いやさすが
でしたわー。彼らの複雑怪奇な楽曲を難なく(?)こなし、特徴的なキメ
やフィル等聴く側の耳にこびりついてるところなどは概ね従前通り、かつ、
決して前任者のコピーっていう訳ではなく、自分なりのアイデアやひねり
を加えているという。
リズム的にも乱れは殆ど感じられませんでしたな。まあ、ややメカニカル
過ぎるかなってとこはあったものの、それでもバンドとしてのまとまり感
は見事というほかありません。

写真では伝えきれませんが、ステージの照明もクールでした。
そして、このライブではラブリエさんの調子が非常に良かったようですね。
特にハイトーンの出がイイように感じられましたなあ。むしろ一時期より
声出るようになったんではないですかね。ご当地の水が合ったということ
でしょうか。

左:シャウト時、 右:バラード時。写真では分からんか…
全体的なサウンドとしては、いつも通り一体となった音の塊がド~~ンと
襲ってくるようで実に心地良いですな。バッキングの時など若干ギターが
大き過ぎかな…って気はしたけど、まあ攻撃的なアンサンブルとも言える
でしょうか。

左:リフ演奏時、 右:ビブラート時。写真では分かりません…。なお、
左写真でエフェクターの左右に見える箱みたいなのは足載せ台です。
お好きなんですよねえペトルーシさん、足載せるのが。
ジョーダン・ルーデスが楽しそうにやってるのも印象的でしたね。いつも
通りほぼ一台のキーボードだけでプレイ。

スキンヘッドにあごひげがトレードマーク。
ジョン・マイオングのベースは音的にやや抑え気味かな、とも感じました
けど、ギターやキーボードとユニゾンやることも多いし、この程度にして
おいた方がヨイのやも知れません。

相変わらずストイックな印象です。
そういや、このバンドってギターは7弦を多く使うし、ベースは6弦だし、
というのもあってか、独特のヘヴィさや音場、うねりといったものを感じ
ますなあ。ドラムに至っては
バスドラ4つですし…。

ペダルはどないなっとるんや…
あ、そうそう、そのドラムソロもありまして、またまたこれも到底人間技とは
思えぬほどの難儀なことをやっておるんですが、まあそれは想定内のこと
として、この時のマンジーニが
ダニー・トレホに似てるなあとフト思ったり…。

左:マンジーニ(職業:ドラマー)、 右:トレホ(職業:B級映画俳優)
楽曲としては知らんのも少なくなかったけど、観賞には何ら支障なかった
ですな。私としては、メトロポリス Part1 のライブ映像が観れたのが非常
に嬉しかったですわ。
前に彼らの『
ライブ・アット・ザ・マーキー』をご紹介した際に触れましたが、
腑抜けておった魂に活を入れてくれた曲です。
とまあ、内容的にも量的にもずっしりどっしりのシロモノでありますが、
ドリーム・シアターのファンのみならず、プログレ好き、ダニー・トレホ
ファンの方などには楽しんでいただけるであろうと愚考しております。