
制作=2011年・米国 89分
「『沈黙の鉄拳』のスタッフが、スティーヴ・オースティン主演で贈るサバイバル
アクション。最強だが事件解決スタイルが過激なため、再訓練を命じられたロス
市警のS.W.A.T.チーム。彼らはそこで、ロシアの強盗団とイタリアンマフィアの
抗争に巻き込まれ…。 」という作品解説。
レスラーにして俳優のオースティンの、お気楽なアクション映画。『沈黙~』の
スタッフが制作ということで、まさにオヤジ@スティーブン・セガール作品みたい
なもんです。B級色たっぷり。
SWATチームの4名

事件解決に伴う物損や事故が多い、と署長にお目玉を喰らっています
本作、基本的にお気楽ではあるんですが、最後に無理矢理ドンデン返しを付け
てたりする。ブツの隠し場所を知っててロシア&イタリアの両方から狙われる
チンピラのケニー、実はチンピラなんぞではなく…ってのはイイんだが、思い
っきりアタマ撃ち抜かれてんのに、後でシャアシャアと出て来るのはどーよ…。

ネタバレか?まあ、大したネタでもないのでいいでしょう。
制作側としてはヒネった積もりなんでしょうが、相当無理というか無茶ですよ
コレは。
『マチェーテ』のミシェル・ロドリゲス復活みたいなもんですわ、って
こう申し上げて、果たしてどれだけの人に通じるかは疑問ですが…。
さて映画の内容については、ちゃんとしたレビューブログなどをご覧いただくと
して、本作のキャスト、ドラマなどで馴染みの顔が多かったのが、個人的には
実に印象的でした。
SWATチームのスティーヴ・ベーシック(『スターゲイトSG-1』でゴアウルドのカムルス)

<左:本作 右:SG-1>
ゴアウルドってのは寄生虫みたいに人間の体に入って支配する異星生命体。
同じくSWATチームのレクサ・ドイグ(SG-1でラム軍医、『アンドロメダ』でロミー)

<左:本作 中:SG-1 右:アンドロ>
本作では格闘で流血してます。彼女にしては珍しい役どころか。
冒頭で強盗に人質にされるガードマンはダン・シーア(SG-1でサイラー軍曹)。

<左:本作 右:SG-1>
この人、SG-1でも痛い目やヒドイ目に遭う役ばっかりで気の毒ですなあ。
ジョン・レグイザモのようなキャラです。って、これまたどれだけの人に
通じるのか…。
一方、ロシアンギャングにはマイケル・シャンクス(SG-1でジャクソン博士)。

<左:本作 右:SG=1>
この人のロシア訛り(だろう多分)の英語、いかにもって感じで相変わらず
上手いですな。しかし彼がこんな悪役やるのって珍しいのではないでしょか。
シャンクスはレクサ・ドイグと夫婦だったか、確か。結構二人で共演してる
の多いな。まさに共稼ぎや。
あと、署長役のこの人も何かのドラマで見たことある気がするしなあ。

その他、対抗するイタリアマフィアのボス役とかその部下や仲間等々、どっか
で見たぞっていう顔が多かったですね。
…と、彼らが出てるドラマをご存知ない方にはチンプンカンプンのお話しになって
しまいました、スイマセン。本作も映画としては実にありきたり作品でありまして、
感動もなければ深みもなし。ロケーションも冒頭のスーパーマーケットとそれ以降
の廃倉庫みたいなとこしかないという予算枠が見え隠れするような作りですけど、
レスラーたちの肉弾戦やら、激しい銃撃戦などなどアクションものとして一通りの
ことはやってますし、まあ、お気軽観賞に適してるんではないでしょうか。私と
しては割と面白かったです。
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