
6月初日の昨日、掲題のライブに行ってきました。現場は東京駅至近
の
コットンクラブ。
今般発売になったソロアルバム第2弾『Protocol2』のプロモーション
ツアーということのようです。

ちなみに1作目『Protocol』発表は1988年…どんだけ間あいてんねん。
BOSTON並みの寡作ぶりやな…。
今回のメンツは以下の通り。
サイモン・フィリップス(ds)
アンディ・ティモンズ(g)
スティーヴ・ウェインガート(key)
アーネスト・ティブス(b)

サイモンさんご本人もさることながら、ギターがアンティモっちゅーのも
ググッと惹かれる仕様でありました。先日 Sgt. Peppers をアルバム
丸ごと
ギターインストでカバーしたというネタでご紹介した方。
さらにですなあ、キーボードの人、どっかで見た顔やなあ…と思って
たら、デイヴ・ウェックル・バンドにいてた人でした。道理でスーパー
上手かったわけや。昨日はヤギというか仙人のような長いあごひげ
を生やしてました。ジョーダン・ルーデス風。

キーボードコーナー。珍しくCASIOも使ってました。
さて、ライブパフォーマンス。もう、のっけから爆発ですわ。ええ、
容赦なく。サウンド的・曲調としてはジャズ…と言うには激しいし、
フュージョンと言ってしまうのもちょっと違うような感じでしょうか。
ロックスピリット溢れるジャズフュージョンってところですかなあ。
知ってる単語並べとるだけやがな…。
ともかく私としては正統派というか、一本太い芯が通った楽曲・演奏
だと強く感じましたね。ブレないというか、堂々としてるというか。
その上で各位バカテク炸裂ですわ。もー、ホンマやられましたよー。
で、またキメが決まる決まる。先日も
ミッシェル・カミロのCDネタで
キメがキメキメや~ってな話を書きましたが、昨日もそう。しかも、
サイモン大先生なんて、情け容赦なく非常にトリッキーなフィルをば
ビシリバシリと随所にかましてくるんですが、それでも皆さん平然と
合わせるんですなあ。一体どないしてカウントしとるんや…。
そして、アンディさんのギター、この人がまた唄心あるフレージング
といいますか、もちろんバカウマなんですけど、非常に聴きやすい。
聴いてて心地良いんですなあ。
スティーヴ・ヴァイとかとはちょっと
異なり(ヴァイはヴァイで好きなんだが)、むしろウリ・ロートか…。
とまあ、ツラツラ駄文をこねたところで分からんでしょうし一例を。
件の新作からオープニングナンバーです。
いやもう、こんな演奏をですなあ、目の前で繰り広げられたら、ただ
ひたすら酔い痴れるだけでございますわ。バランス的にはちょっ~ち
ベースとキーボードの音が大きくて、ドラムが生音過ぎるかな?って
気はしたけど、まあグレートな演奏の前では些細なことですわ。
ステージは1時間+αってとこで比較的短かったものの、その分密度
はバリバリ濃くて、十分楽しませてもらいました。あー、そういえば
サイモンさん、曲間の挨拶でいきなりカンペ取り出して日本語でMC。
たどたどしく「ミナサンコンバンワ、アリガトゴザイマス…」等々。
妙に可愛かったですよ。サービス精神旺盛です。
要塞のようなサイモンセット

(撮影:イッチー)
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30年以上若返りましたな、高校生の頃。
アンコールのスペース・ブギなんざぁ涙が出そうになりました…。
次は誰が来るかなぁ〜、また参戦しましょう\(^o^)/